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『ブルース・ブラザース 』のような映画史上稀に見る名作を見逃していたのは、一生の不覚だった。

こういう映画史上稀に見る名作を見逃していたのは、一生の不覚だったと言っても過言ではない。14の時にビートルズと出会って以来、精神的には無敵のロックンローラーとして生きてきたつもりだったが、寄る年波には勝てない。最近はロックンローラーというよりロッカンシンケーツーだ。
 
そんなふがいない一介の爺さんだが、一昨年秋のポール・マッカートニーの来日公演は、しっかとこの目で見届け、この耳で聴きとった。一曲目が始まったとたんに、感動の涙が込み上げてきたものだった。昨年は野外コンサートが企画されていたので、もう一度行くつもりをしていたが、ポールの腹具合が不良で急遽中止になってしまった。今年の武道館での公演は、半世紀前のリベンジで、ぜひ行ってみたかったのだが、いかんせんこちとらの懐具合が赦してくれなかった。とほほ
 
1980年の製作なんだが、思い返せば、あの頃は若かった。30代突入で、夢も希望もしぼみかけてはいたが。西洋かぶれのフライ・フィッシングを始めて、ちょうど2・3年の頃だから、頭の中では、いつもマスが泳いでいた。映画館に行く暇はなかったし、レンタルビデオ屋もまだなかったんじゃないだろうか。(TUTAYAの1号店が出来たのが1983年らしい。何を貸していたのだろうか?ウオークマンの1号機が発売されたのが1979年7月で、CDが世に出たのは1982年頃らしいが、まだまだカセットテープ全盛時代だった。レンタルビデオで映画を観るというのが普通になったのは、もう少し後だ)あれから35年。DVDで気に入った映画のコレクションが出来る日が来るなんて、ホント隔世の感だ。
 
この映画、初っ端から笑わせてくれた。標準体重をちょいとばかしオーバーした方のジョン・ベルーシが、ムショに入っている間、保管されていた私物のなかに、使用済みのコンドーさんがあったというのだ。そんなバナナ。ストーリーは、まぁ、どうでもいいようなものだが、主役の二人が、はちゃめちゃをやっても、倫理的には許されるように作ってあった。
 
標準体重をちょいとばかしオーバーした方のジョン・ベルーシが、神の啓示を受けて、弟分のダン・エイクロイドと昔のバンド仲間を捜し出して、R&Bバンドを再結成するという話なんだが、次々出てくる大物R&Bミュージシャンが、なんともいい感じだ。歌のシーンの間を繋ぐのは、どたばた喜劇のお約束通りポリさんの集団との追っかけだ。この映画では、パトカーとのど派手なカーチェイスだった。一体何台のパトカーを潰したのだろ?
 
標準体重をちょいとばかしオーバーしたジョン・ベルーシは、何回もバク転決めるのだが、あれは本人?スタントマン?それにしても、大体肥えたスタントマンているのか?こういう映画を日本で作ってやろうと思っても、ああはいかない。なにしろ日本の場合、大物歌手といったら、ほとんど演歌系だし、ロック界の大御所といったら、それこそ故忌野清志郎くらいしかいなかった。しかし、まぁ、故忌野清志郎は、日本代表で世界R&B大会に出てもひけとらなかったと思われる。合掌
 
TVでは、石塚とか、伊集院とか、標準体重オーバータレントが人気みたいだが、ふたりとも、なかなか地頭がよさそうだ。一般的に、痩せている方が、頭はよさげに見えるものだが、飽食の時代だから、体重と頭の善し悪しは関係がないのかも・・・。食欲を理性でコントロールするのは、非常に難しいとつくづく思う今日この頃だ。余談はさておき、(余談ばかりだが)ジョン・ベルーシという喜劇役者は、同世代なんだが、早逝してしまったらしい。ハリウッドは惜しい人物を亡くしたもんだ。死因はやはりドラッグか・・・?
 
◆◆ネタバレ注意◆◆それから謎の女殺し屋(?)というか、個人的テロリストが出て来て、ロケット砲で安ホテルの玄関を吹っ飛ばすだけじゃなくて、ホテルを丸ごと爆破するやら、マシンガンを撃ちまくるやら、無をするのだが、なんとレイア姫ではないか・・・。こんなとこで何をしてるの?1980年なら、笑い話で済んでたエピソードだが、今ではアメリカ人もゲラゲラ笑ってばかりはいられないだろう。テロ攻撃に対する潜在的恐怖心は、きっと日本人の比ではない。しかし、このレイア姫のテロルの理由も笑わせてくれた。◆解除◆
 
この映画はよすぎて、つっこむところがない。